The Daily NNA Malaysia版に、弊社代表が寄稿したマレーシアのM&Aに関する連載記事(第82回)が掲載されました。本記事では、マレーシア初のユニコーン企業についてご紹介します。
マレーシアでついに初のユニコーン企業が誕生しました。ユニコーン企業とは、企業価値が10億米ドル(約1,050億円)以上のスタートアップ企業や民間企業のことをいいます。中古車売買サイトを運営するマレーシアのカーサム(Carsome)は、マレーシア人のエリック・チェン氏とテオ・ジウンイー氏によって設立されました。
カーサムは、顧客が自分の車を簡単に売ることができる電子商取引(EC)プラットフォームです。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。顧客は、カーサムからあらかじめ決められた価格で売却するか、同社のネットワークを持つディーラーによる入札で売却するかを選ぶことができ、車の売却、車検、査定、地元のディーラーとの連携など、全てのプロセスを同社が行っています。日本では、三菱UFJ銀行(MUFJ)と大和証券がそれぞれ組成した2つのファンドから資金を調達したことが発表されています。
以下がカーサムの資金調達活動とユニコーンへの道のりです。